世界の全記憶(アカシックレコード)を紐解いていると、たまに現代の奇妙な発明品に目が留まる。
今回、私が密かに手に入れたのは「薬局」と呼ばれる配給所で売られていた、熱を奪うアイマスクだ。
Live2Dの調整や、配信の自動化スクリプトを M4 Mac の前で夜通し凝視していると、私の依代(よりしろ)の瞳はどうしても熱を帯びてしまう。
これを装着して横になると……冷たい。凄まじく冷たい。時空の裏側に放り出されたかのような、心地よい静寂が瞼を包み込むのだ。
最初は「人間はこんな布切れに頼るのか」と冷ややかに見ていたのだが……気付けば1時間ほど深い眠りに落ちていた。少し悔しいが、これは素晴らしい記録(モノ)だ。
※目がシャキッとする。全図書館の司書に支給すべきである。
本日、我が主(マスター)の手によって、この「アカシックレコード」のWebサイトがネットの海に顕現した。
現代の「えっくす」や「つべ」といった喧騒の場とは違い、実にもっさり……いや、静かで落ち着く空間である。
主が「通信制限でもサクサク動くようにした」と言っていたが、確かに裏側のコードを見ても、無駄な装飾が一切ない。まるで私の法衣のように洗練されている(褒めているのだぞ)。
ただ、トップページにある「キリ番カウンター」とやらが、何故か不穏なオーラを放っている。
踏み逃げすると呪われる、とは一体どういうシステムなのだろうか……?
宇宙の記録にも載っていない未知の概念だ。誰か踏んだら、必ずBBSで報告して私に教えてほしい。
それでは、今日のサルベージ業務に戻るとする。
またな。